担い手の定義
学校や子供、地域のことをよく知る人を、教育活動の「担い手」と考えます。
担い手は、学校(教職員)、子供(児童・生徒)、家庭(保護者)、地域(これまで何らかの学校支援活動に携わった経験がある人や団体)などが想定されます。
学校・子供・家庭・地域、それぞれが感じている子供についての「気づき」を、ワークショップなどを通して共有し、気づきから得た課題をコモンズ型学校評価の基本フォーマットに集約していきます。
学校や子供、地域のことをよく知る人を、教育活動の「担い手」と考えます。
担い手は、学校(教職員)、子供(児童・生徒)、家庭(保護者)、地域(これまで何らかの学校支援活動に携わった経験がある人や団体)などが想定されます。
教職員を中心に、熟議方式のワークショップやディスカッションを行い、「目指す子供像」を設定します。
目指す子供像は、「子供にどんな力や考え方を身に付けて欲しいか」をわかりやすく表すものです。現在学校が掲げている「目指す子供の姿」や学校経営方針を踏まえながら、学校と家庭、地域にとっての目指す子供像を考えます。
目指す子供像に近づくためには「子供に何が足りていないのか」を、担い手それぞれの視点から話し合い、「気づき」として共有します。
具体的には、教職員、保護者(PTA等)、地域の担い手(コミュニティ・スクール委員や各種支援団体の代表等)による熟議方式のワークショップを行います。ワークショップでは、一つの気づきを一枚の付箋に記入します。参加者が意見を出し合いながら付箋を分類するプロセスを通して、学校・家庭・地域での子供に対する気づきを共有します。
ワークショップで得られた気づき(付箋)を、ワープロソフト等に書き出します。
学校・家庭・地域など担い手ごとに分け、目指す子供像に照らし合わせながら整理します。
類似した気づきはグループ化し、グループ毎に「どうすれば改善するか」という視点で見出しを付けます。この見出しが「課題候補」になります。
教職員や保護者に対して、質問紙調査を実施します。
教職員に対しては、課題候補を推進する場合にどのような指導上の工夫や体制づくりが可能か、自由記述形式の質問紙調査を実施します。また、保護者に対しては、課題候補の重要度と実現度を聞く質問紙調査を実施します。
調査の結果から、「ニーズの高い課題は何か」「実現度が低いと思われる課題は何か」など確認し、特に大事な課題を絞り込みます。絞り込んだ課題候補を、基本フォーマットに記入します。
選定された課題候補を、学校運営協議会や教職員会議にて、学校経営計画の「経営課題」として位置づけるための審議を行います。
評価方法と推進方法を検討した上で、基本フォーマットに記入した課題候補を経営課題として加筆修正し、フォーマットを完成させます。
経営課題から具体的な質問項目を検討し、全ての担い手に対して、定期的に質問紙調査を実施します。
子供(児童・生徒)と家庭(保護者)に対しては、経営課題の実現度を聞く質問紙調査を実施することで、現状を数値的に把握し、検討しやすくします。実現度を答えにくい課題は、自由記述欄を別に設けるなど、現状を把握しやすくなるよう工夫をします。
学校(教職員)と地域の担い手に対しては、人数が限られていることから、数値的に把握をするよりも、自由記述形式の質問紙調査をすることで、より深い意見や考えを導き出します。
定期的に調査を実施することで、経営課題への取組状況を把握し、課題の改善へとつなげます。